投入した当初は少しでも水槽に近づくと、一目散に水草の陰や石の隙間などに隠れていたメダカたち。
そのため生存を確認しようと思っても、怖がって出てこないのか、それとも…と判断がつきませんでした。
餌をやっても、あまり反応がありません。
不安な気持ちで過ごしましたが、そのうち、水槽の前でじーーっとしていると白メダカたちがどこからともなく現れるようになりました。
そして1週間が過ぎ、2週間が過ぎ…。
毎朝ドキドキしながら餌をやっていましたが、皆活き活きと泳いでいます!
やはり太陽は素晴らしかった!太陽バンザイ!!
完全にメダカ飼育のコツを掴みました。

4月になり、そろそろメダカが産卵してもよい頃だと思い、産卵床を用意することにしました。
産卵床とは、メダカが卵を産み付けるためのもの。
既に水槽の中にある水草に産んでもらってもいいのですが、卵を回収しないと親が食べてしまいます。
効率よく回収するためには、さっと取り出せる人口の産卵床を用意した方がよさそうです。
アクアショップにも売っているのですが、手っ取り早く自作することにしました。
用意するものは発泡スチロールとシート状になったナイロンたわし。そして結束バンドです。
まずはナイロンたわしを5~8cm×15cm程度の大きさにカット。
長手方向の片側に、約2cmごとに切れ込みを入れます。
切り離してしまわないように注意。
それを3cm×3cm×3cmの立方体にカットした発泡スチロールの周りに巻きつけ、その上から結束バンドで固定します。
タコのような形になれば出来上がりです。
それをそっと水槽に沈め、あとは産卵を待つばかり…。
待つばかり…。待つ…。
全然、産卵しない!
世の中のメダカたちは産卵のピークと聞いているのに!?
なぜ??産卵床には全く卵が産み付けられていない…。
やはり初心者にメダカのブリードは難しいのだろうか…。
そんな風に悩んでいたところ、卵を付けたまま泳いでいる母メダカを発見!
いよいよ、産卵スタートです!
しかし、産卵床には、わずかな卵のみ。
朝に産卵するそうですが、朝は何かと忙しく、卵を回収できぬまま夜を迎えていました。
そのため、きっと親メダカたちが食べてしまっているに違いありません(涙)
だがしかしそれも運命。受け入れなければなりません。
産卵床から回収した卵は、小さな容器に移して、室内へ。
毎日水を交換してやります(ピペットなどがあると便利)。
2~3日もすれば、目玉がわかるようになります!
孵化までは2週間程度。孵化が近づくと、卵の中で動く稚魚を確認できます。
クルッと回転するのは一瞬。そんな姿を見かけたらラッキーです。
そしていよいよ…孵化!初めの稚魚は卵採集から、13日後に孵化しました。残念ながら孵化の瞬間は見ることができませんでしたが、稚魚はとても小さく、大きさは2mmといったところ。感動です…。
孵化した稚魚は親水槽に入れると食べられてしまうので、子どもたちだけの新しい水槽を立ち上げました。
セメントを混ぜるトロ舟の一番小さいサイズ。
水の温度に気をつけ、稚魚を放つ!小さすぎて見失ってしまうのが辛い。
稚魚発見には時間がかかります。